民泊ニュース

2016年12月5日

【スペイン】民泊仲介会社に罰金

スペイン 民泊仲介会社に罰金

スペインのバルセロナ(Barcelona)市は24日、民泊仲介サービスの「エアビーアンドビー(Airbnb)」と「ホームアウェイ(HomeAway)」に対し、観光客受け入れの許可を得ないまま宣伝活動を行ったとして、それぞれ60万ユーロ(約7200万円)の罰金を科すと発表した。

同国第2の都市で、海に面した人気のリゾート地でもあるバルセロナでは、押し寄せる観光客の波に対する地元住民の不満が高まり、不動産価格の上昇によって経済的に豊かではない住民は市外に追いたてられ、街の魅力が損なわれつつある。

発表によると、同市は両社に対し、許可なく「観光客向けの宿泊をインターネットで繰り返し宣伝したことに対し、それぞれ60万ユーロの罰金を科す」手続きを開始した。

2012年の地方法によると、カタルーニャ(Catalonia)自治州で訪問客に貸し出されるアパートは、同州の観光登録を行って許可を得なければならないとされている。同市議会によると、許可を得ていない宿泊施設はエアビーアンドビーで3812件、ホームアウェイで1744件に上るという。

【参考サイト】AFP:スペイン・バルセロナ市、民泊仲介サービス2社に罰金

【スペイン】民泊仲介会社に罰金