民泊ニュース

2022年8月5日

北海道清水町、民泊で地域おこし

北海道

北海道清水町は民泊を活用した地域経済の活性化を目指し、「まちまるごとホテル」構想の実現に取り組んでいます。阿部一男町長が自ら自宅でホストを務め、町職員が副業として自宅で民泊経営することを認めました。移住体験者用の5軒の町営住宅も民泊施設として開放するそうです。農業が中心の町には宿泊施設は少なく、ネットで予約できるのは1軒しかないため、民泊の展開で特に都市部からの宿泊を伴う観光客の受け入れや長期滞在ができる受け皿を整備する。関係人口を増やしながら、若者層の移住促進につなげていきたい考え。

 エアビーアンドビー日本法人と包括連携協定を結んだ。サイトに施設を登録し、同社のネットワークによる情報発信や観光促進へのノウハウ提供などで協力を求める。エアビーと自治体・観光機構との提携はこれで10件目ですが、町長が自らホストを務めたり、町職員の自宅や町営施設も民泊に活用する大胆な取り組みは全国初の試みです。

 清水町は北海道のほぼ中央に位置する交通の要衝で雄大な自然・景観も広がるが、魅力の情報発信力不足もあって観光客は通過してしまうことが多いとのことです。また、少子高齢化により空き店舗や空き家等の遊休不動産が増加する社会問題も深刻になっています。

この状況を打破しようと町長が陣頭指揮を執り、自宅を改装して宿泊客を呼び込み、町の魅力をPRしていくとのことです。

今後約1年で既存の旅館4軒を含め10~20軒程度を掲載できるようにする。空き家や遊休資産を活用し、まち全体を1つのホテルに見立てて人を迎え入れるまちづくりを目指すそうです。

【参照ニュース】トラベルジャーナルオンライン北海道清水町、民泊で地域おこし 町長が自らホストに 町職員宅も活用

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